member 03

憧れに袖を 通すため

「スーツを着る仕事はしたくない」
そんな思いで就職活動をしていた溝端は、
次第に「子供の頃からカッコよくて憧れていた」という作業着に袖を通す未来に思いを募らせる。
そこに飛び込んできたのは“岸本建設が作業着をリニューアルした”という知らせだった。
そのデザインに一目惚れ。迷わず岸本の門を叩いた。

1年目

高速道路に学ぶ、

滞水池工事の基礎。

大学は土木科でしたが、そこで学ぶ技術や知識は基礎的なものばかりなので、入社当初から仕事内容や現場の空気感を把握していたわけではありませんでした。
そんな状態で配属されたのは高速道路のスロープ建設工事です。
現在担当している滞水池と目的は違うものの、図面をもとに計画を立てて、職人さんと連携しながら工事を進めていくという基本的な流れは同じ。
それに伴うやりがいや苦労も同じです。当時学んだことや感じたことが建設人としての基礎になっていて、滞水池工事にも生かされていることは言うまでもありません。

3年目

環境問題に

立ち向かう姿勢を、

教えてくれた鉄道工事。

入社3年目には鉄道工事へ。大手ゼネコンに出向するカタチで携わりました。
ゼネコンは建設会社に工事を依頼する立場。
発注元(主に国や自治体)の考えやそれに伴うやりとりを深く知ることができ、建設工事の意義を強く実感することができました。
ちなみに私はその現場で始めて竣工を見届け、建設工事のおもしろさや達成感も知りました。
この経験が後に担当する滞水池工事に向き合う姿勢を教えてくれたと感じています。
環境問題に立ち向かうならその意義を知っておかないといけないし、やり遂げるためにはやり遂げたあとの達成感も知っておかないといけない。
そういう意味でも鉄道工事の経験は欠かせないものでした。

5年目

命を守る。地球を守る。

現実を知り生まれた使命。

皆さんは、水質汚染で死んでしまった魚を見たことがありますか。
住之江滞水池工事の担当になった6年目のこと。
作業場近くの川で魚が腹を上にして浮かんでいました。原因とされているのは、激しい雨が降った時に処理しきれなくなり、川に放流するしかなくなった汚水です。その汚水を川に流さなくていいように一時的に溜めておく施設が、私がつくっている滞水池なんです。
作業場は川の真下の地下。
地上からは見えない場所で魚を、環境を、地球を守るために欠かせない建造物をつくっているんです。
さまざまな現場を経験してきたからこそ、この工事の意義は深く理解しています。
竣工まで気を緩めず、やり遂げてみせます。

環境整備に燃えるひと

溝端 晃一
MEMBER 01

ダムに
心を打たれたひと

MASATOSHI KANDA
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